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「MyGica S880」(USB ISDB-T)+「recdvb」でリアル視聴 [録画・再生]

S880.png 久々の更新、ほぼ一年間の空白...。

 南米向けUSB地デジチュナー「MyGica S880」(写真左)が少し安くなっていたのでつい買ってしまった。同じUSBの「MyGica S870」に比べると格段に小さいので、RaspberryPi用ということで。
 早速、「Raspbmc+iptvsimple」(過去記事参照)へ導入してみた。


・アンテナコネクタ
 同梱されてきたのは「PALメス-MCXオス」(写真中)、南米向けなので当然と言えば当然なのだが、日本標準はF型になるので「Fメス-MCXオス」(製品名:F7-MCX【COMON製】)(写真右)を別に購入した。ちなみに地デジチュナー側は「MCXメス」になっている。

・「Raspbmc+iptvsimple」でリアル視聴
 Raspbmc(この時点の最新版)へ「S880」を挿入すれば何もせずとも認識。
$ uname -r
3.12.21
$ lsusb
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Bus 001 Device 005: ID 2019:ed17 PLANEX GW-USValue-EZ 802.11n Wireless Adapter [Realtek RTL8188CUS]
Bus 001 Device 006: ID 187f:0600 Siano Mobile Silicon
$ ls /dev/dvb/
adapter0
$ dmesg
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
usb 1-1.2: New USB device found, idVendor=187f, idProduct=0600
usb 1-1.2: New USB device strings: Mfr=1, Product=2, SerialNumber=0
usb 1-1.2: Product: MDTV Receiver
usb 1-1.2: Manufacturer: MDTV Receiver
smscore_load_firmware_from_file: line: 1168: failed to open firmware file "isdbt_rio.inp"
DVB: registering new adapter (Siano Rio Digital Receiver)
usb 1-1.2: DVB: registering adapter 0 frontend 0 (Siano Mobile Digital MDTV Receiver)...
ファームウェアが無いと言われるので付属CDから以下手順でインストール。一旦ドライバをWindowsへインストールし、出来上がった「isdbt-rio.inp」をRaspbmcへコピー。
$ sudo cp isdbt_rio.inp /lib/firmware/
一旦Windowsへインストールするのが面倒な方は以下の方法でも可能。
$ wget http://plex-net.co.jp/plex/px-s1ud/PX-S1UD_driver_Ver.1.0.1.zip
$ unzip PX-S1UD_driver_Ver.1.0.1.zip
$ sudo cp PX-S1UD_driver_Ver.1.0.1/x86/i386/isdbt_rio.inp /lib/firmware/
前者とファイルサイズは異なっていたが自身の環境では問題なく動作している。気になる方は前者の方法が無難。
 視聴ツールはカーネル標準デバイス(DVB版)対応の「recpt1」とも言うべき「recdvb」(「recdvb (PX-S1UD用recpt1)の公開・インストール」 『Sat's space』)を導入した。個人的に久しく待望していたもの、横道になるが録画ソフト「epgrec(UNA)」で若干の設定ファイル変更だけでそのまま使えるようになるのでは。
 話を戻してコンパイルは以下手順で。ただし「libarib25」や「pcsclite-dev」などは導入済が前提になるが、ここを参考にすると良いかもしれない)
$ sudo apt-get install build-essential automake libtool
$ wget http://www13.plala.or.jp/sat/recdvb/recdvb-1.2.0.tgz
$ tar xvfz recdvb-1.2.0.tgz
$ cd recdvb-1.2.0/
$ ./autogen.sh
$ ./configure --enable-b25
$ make
$ sudo make install
これで試しに
$ recdvb --b25 --sid hd --strip 30 27 test.ts
として出来たtest.tsが再生できればOK、ちなみに自身は他マシン(ubuntu)で再生して確認した。
$ scp test.ts user_name@xxx.xxx.xxx.xxx: # raspbmc側
$ cvlc test.ts # ubuntu側
正常動作が確認できたら、httpデーモンで起動しておけばraspbmcの「ライブTV」でリアル視聴が可能となる。(Raspbmc「ライブTV」の設定は過去記事を参照)
$ recdvb --b25 --sid hd --strip --http 8800
$ cat iptv.m3u (playlistの例)
#EXTM3U
#EXTINF:-1 tvg-id="GR_1024" tvg-logo="GR_1024.png" group-title="地上デジタル",NHK総合
http://localhost:8800/27
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
これでRaspberry PiがStandaloneな環境で「ライブTV」が一様、可能となるが、このままでは電流不足でセルフパワーUSBハブが別に必要だったりする。この辺も先人達の成果を参考にさせてもらったので、後日紹介したい。(新型の「Raspberry Pi B+」では電源周りが強化されたようでこの辺の課題は解消されているのかも知れないが、既に「Humming Board」を注文してしまったので、これはこれとして暫くは使い続けることに..)

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